東京都庭園美術館開館30周年記念展 モダニズムを乗り越えた様式美 『幻想絶佳:アール・デコと古典主義』

(2015.01.15)
ウジェーヌ・ロベール・プゲオン『蛇』1930年頃 © Musée La Piscine(Roubaix), Dist. RMN-Grand Palais / Arnaud Loubry / distributed by AMF, Achat de l’Etat 1930
ウジェーヌ・ロベール・プゲオン『蛇』1930年頃 © Musée La Piscine(Roubaix), Dist. RMN-Grand Palais / Arnaud Loubry / distributed by AMF, Achat de l’Etat 1930

昨年11月リニューアル・オープンした東京都庭園美術館にて、1月17日より 開館30周年記念展『幻想絶佳:アール・デコと古典主義』が開催。

本館 旧朝香宮邸の建築スタイル アール・デコの建築に迫った前展の流れを汲みながら本展覧会ではアール・デコの生まれた時代背景、その成り立ちを当時活躍した作家たちの作品を通して紹介します。

アール・ヌーヴォーの隆盛後、ドイツやオーストリアからのモダニズムのデザインの新潮流が入ってきた1910年前後のフランス。装飾美術界では古典主義に立ち返り新しい時代のスタイルを創出しようとする動きが生まれました。1925年に開催されたアール・デコ博覧会で確立したといわれるこの様式美の作品、彫刻、家具、磁器、ガラス、ドレス、絵画など33作家、約80点を展示します。

アール・デコの生まれた1920年代は、ローリング・トゥエンティーズのまっ只中。フランスでは狂気の時代(années folles)と呼ばれ、ファッションや音楽、文学など、様々な文化が繚乱し世界を牽引しました。その熱狂の時代の息吹、美学にぜひ触れてみて。

開催期間中には関連企画としてシンポジウム、レクチャーほか、リニューアルで新設された新館では『TTM IGNITON BOX “新しい何かが生まれる美術館へ”』と題して映像、音楽、メディアアートの公演が。(ProgramDのみ本館)。ナム・ジュン・パイクの歴史的公演の再演、世界の音から新世界を創出するマイア・バルーのライブなど。こちらも合わせて新しい庭園美術館を体験してください。

ジュール・ルルー キャビネット『花火』1938年 ©Mobilier national / Isabelle Bideau 3.ルネ・ラリック ダイニング用センターピース『二人のナイト』1920年 箱根ラリック美術館蔵
ジュール・ルルー キャビネット『花火』1938年 ©Mobilier national / Isabelle Bideau 3.ルネ・ラリック ダイニング用センターピース『二人のナイト』1920年 箱根ラリック美術館蔵
ルネ・ラリック ダイニング用センターピース『二人のナイト』1920年 箱根ラリック美術館蔵
ルネ・ラリック ダイニング用センターピース『二人のナイト』1920年 箱根ラリック美術館蔵
オーギュスト・ハイリゲンシュタイン『花瓶』1933年 ©Les Arts Décoratifs, Paris. / Jean Tholance
オーギュスト・ハイリゲンシュタイン『花瓶』1933年 ©Les Arts Décoratifs, Paris. / Jean Tholance
東京都庭園美術館 本館
東京都庭園美術館 本館

●関連企画
記念シンポジウム「フランスにおけるアール・デコの再評価―3つの美術館の試み」
日時:2015年1月17日(土)14:00–16:00
会場:新館ギャラリー2
定員:150名(申込不要)
講師(予定):ドミニク・ガニュー(パリ市立近代美術館チーフ・キュレーター)、エルベ・カベザス(アントワーヌ・レキュイエール美術館キュレーター)、クレール・ボワリオン
(30年代美術館キュレーター)

・記念講演会
1「反近代のフランス文学─第一次世界大戦期を中心に」講師:久保昭博(関西学院大学准教授)
2「1931年パリ国際植民地博覧会と驚異の美術」
講師:藤原貞朗(茨城大学人文学部教授)
2015年1月25日(日)、2月22日(日)それぞれ14:00–16:00、
会場:新館ギャラリー2
定員:各回150名(申込不要)

・映像×トーク「パリのアール・デコ建築をみる」
日時:2015年2月15日(日)14:00–15:30
会場:新館ギャラリー2
ゲスト:フローラン・ダバディ(スポーツ&文化ジャーナリスト)

・ギャラリーカンバセーション(対話による鑑賞)
日時:2015年3月6日(金)14:00–及び16:00–各回45分程度
会場:展示室内
定員:各回10名(申込不要)
講師:三ツ木紀英(アート・エデュケーター)

・「アンサンブル展示」(仮題)
日時:2015年2月28日(日)15:00–16:00
会場:新館ギャラリー2
ゲスト:祐真朋樹(ファッション・エディター)

●パフォーミング・プログラム
TTM: IGNITION BOX “新しい何かが生まれる美術館へ”

・ProgramA「ライヴパフォーマンスとしてのヴィデオアート」
2015年2月7日 (土 )
出演:阿部修也(アーティスト/エンジニア)、飯村隆彦(映像作家)、中嶋興(ヴィデオアーティスト)、河合政之(ヴィデオアーティスト)、浜崎亮太(ヴィデオアーティスト)、西山修平(ヴィデオアーティスト)、瀧健太郎(ヴィデオアーティスト)

・ProgramB 「Sprout:レンズ系とジェネ系の世紀、ふたつの黎明」2015年3月22日 (日 )前編/後編
2015年3月22日 (日 )前編/後編
1stsession:「ヴォードヴィルからアニメーションへ」(仮)細馬宏通、しりあがり寿、澤隆志2ndsession:「即興と計算によるグルーヴ」(仮)SjQ++、澤隆志
出演:細馬宏通(滋賀県立大学教授)、しりあがり寿(漫画家)、SjQ++(魚住勇太(ピアノ)米子匡司(トロンボーン)ナカガイトイサオ(ギター)アサダワタル(ドラム)大谷シュウヘイ(ベース)Kezzardrix(映像))

・ProgramC マイア・バルーLIVE
2015年3月28日 (土)、4月4日(土)、4月5日(日)
出演:マイア・バルー(ヴォーカル・フルート)、MinhPham(キーボード)、AnthonyFresneau(ドラム)、LeoKomazawa(パーカッション)、MichelleMichina(コーラス)

本館展示室内にて「幻想絶佳展」会期中毎日実施予定。
・ProgramD 「饗宴のあとアフター・ザ・シンポジウム」
演出・テキスト藤井光(美術家・映画監督)、テキスト深田晃司(映画監督)、音楽鈴木治行(作曲家)

東京都庭園美術館開館30周年記念展
『幻想絶佳:アール・デコと古典主義』
30ème anniversaire du Tokyo Metropolitan Teien Art Museum Fantaisie Merveilleuse : Le Classicisme dans l’Art Déco français

会期:2015年1月17日(土)〜4月7日(火)
会場:東京都庭園美術館 本館+新館ギャラリー1
東京都港区白金台5-21-9
時間:10:00-18:00
休館日:第2・第4水(祝日の場合は開館、翌日休館)、展覧会準備期間

問合せ先:Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
入場料:一般1200円、大学生〔専修・各種専門学校を含む〕960円、中・高校生、65歳以上600円
小学生以下及び都内在住在学の中学生は無料
身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その介護者一名は無料

教育活動として教師の引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)

第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料
前売り券e+(イープラス)にてオンライン販売

ドレスコード割引「Serpent 蛇 」メインビジュアル、Le Serpent にちなんで、蛇のモチーフや模様を身に着けて来館すると100円引き。(他の割引との併用はいたしません)

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団、東京都庭園美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、日仏会館フランス事務所
協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
協力:エールフランス航空
年間協賛:戸田建設株式会社