カメラボ – カメラ研究室 – RICOH GR DIGITAL ll を使ってみますと…… カメラマークって何? の巻き

(2008.11.06)

このところ決まって持ち歩くのはRICOH GR DIGITAL ll か、GX 200。
初回は先に発売になったRICOH GR DIGITAL ll (以下GR2)からスタートしましょう(GX200は後日やります。お楽しみに!)

GR2は「プロ野球にたとえるとアメリカメジャーリーグみたいなレベルのカメラ!」
とビックカメラで売り子さんが言っていました。

これだけ美しくて抜けのいい写真が撮れるのは確かにそういう印象です。
かといって難しくない。AUTOで充分よいショットが撮れます。

某ファッション雑誌で登場モデルさんの10人中9人がGRもしくはGR2を持っていました。
それでいて僕らプロでも楽しめるカメラなんです。

このカメラにキャッチをつけるなら
「誰もが自分なりに真剣に遊べる、それでいて貪欲な好奇心にも答えられる深さをもつ稀有なカメラ」といったところでしょう!

ではまずGR2について よく聞かれることにお答えしましょう。

「初期型に、ユーザーのプロの意見を組み入れた」必要充分を完璧にみたした高性能コンパクト。外見も美しい。


同じくリコーのハイスペック機種 GX200。19mm(ワイコン使用)~72mmまで OK。対してGRはワイコン使用の21mmと基本の28mmしか使えない。しかし 28mm単体レンズ専用機のためそれだけ高性能 で逆にいえば撮る「哲学」がいる。
プロ・通好みなのだ。
 

 

Q1 GR2とGR1の違いはどこ?!

最大の違いは画質が向上、画素数もアップで800万から1020万に。また水準器が付きました! 液晶画面も大きく見やすく改良。
それとRICOHは僕らのようなプロに絶えず「このカメラ、どうですか?」といろいろなことを聞いてくれます。
そんな「いかにいいカメラを作るか」という気迫が伝わる姿勢がいい!
旧型のGRは発売から年数を経て、やはりデジタルだから多少壊れ易い時期に入っているけど それでも直して持っているよ。
デジタルカメラに賭けたRICOHの想いの結晶が感じられる気がするんだよね。

 

Q2 どういうものを撮るとき「このカメラいいな」と思う?


凄くアップが取れること。なんとレンズ前1cm近くまで寄れる!
この間撮影させていただいた遠藤久美子さんも目玉のアップを撮って喜んでいた!!。
遠藤さんやマネージャーさんはGR2で撮ってみて
「小型で撮り易いのに面白く遊べて、しかも画像が綺麗!」と
すっかりファンになっていました!



GR2にはMY設定がついた。VIDEOはSCENEの中へ。少し2型は大きい。


GR2になってついた水準器。水平だと黄色の線がなくなり全部緑になる。
Q3 28mm1本の面白さって何?

そう、これはGR最大の特徴です。28mmしかレンズがないんです。
そういった制限された環境で撮ると、撮りたい物が明確に認識出来る……。
撮れない物は撮らない!!
ちなみに撮れないのは遠景や 大きいもの。

ライカ35mmフルサイズで考えると、f5.9mm=28mmの画角となるので 表示はこのようになっている。

プロをも虜にするGR2のレンズ。あがった写真の色が派手すぎないのもプロ好み。


Q4 どういうものを撮りたい人に一番オススメのカメラ?

シャープでクリアーなもの。
色再現が良くて、アップに強いからそういうものには超おすすめです!


 

Q5 ボケの写真も美しくぼかすことができるらしいですね 

ヨリの写真は確かに綺麗なぼけ感がでますよ。


 

Q6 値段的にはお徳? 

コストパフォーマンスを考えれば安いでしょうね!


 

 
Q7 自分にとって一番のこの機種のメリットは?

小型で黒いBODYがかっこいいね。これならいつももって歩けるし、バッグから取り出してもどんなファッションにも合う。一眼レフはおじさんくさいし、いつも持ってるとは限らない。そしてもちろん写りが良いこと!

GRだけでプロが撮ったいろんな写真集もでているからそういうのを読む、観るおもしろさもあるし、

「どうしたらこんなふうに撮れるのか? 28mmだけなのをどう生かしているか」、

などいろんな分析・楽しみ方がそういう本を読んでできる。自分でも同じような撮ってみるとかね。
メカ的にはGRのマニアックな本が文庫でエイ出版からでていてそういうのも参考にできる。
写真を撮る、観る、分析する、考える、といった多方面の楽しさを満喫できるのがGRです!

28mm1本! あなたはそれをどう生かして撮るのか?
こんなお手軽そうなのに何でも撮れる、というのでなくて 自分の哲学がいるカメラ。
それを意識できると GRを持つ意味や自分にとって写真を撮る意味を考えることができるのでは?と 思います。


今回のフォト

上記にも答えたように今回はエンクミさんの撮影のときに僕のブログ用に押さえでGR2を使いました。

撮影日時・場所 2008年10月15日 九十九里海岸naya Cafe(BRUTUSのパン特集でも大きく扱われたお洒落で美味しいパン&コーヒー&スイーツ、そしてランチのお店)にて。

余談ですが 九十九里はアンアンのロケなどでも昔よく来ていて
それでアウトドア派の僕はここに事務所を作りました。
砂が白くて 少し荒涼としたところがヨーロッパの海岸線を思わせる外房。
「大人の女が美しい」をお書きになったセツ・モードセミナーの長沢セツさんが
大原の海岸を「日本のコートダジュール」と呼んでこよなく愛していたと聞いています。
遠藤さんも「また来たい」と行ってくれました。

撮影のポイント GR2は緑のカメラマークを使うとAUTOになりそれだけでこのエンクミさんのような綺麗な写真を撮ることができちゃう!うまく撮るコツはオートなので特にはありません。

ただし 後ろがきれいな場所か?
とか
写りこむものが きれいな場所か?
といったことや
モデルさんが緊張しないこと、嫌がってないことが大切。
「写そう」と思って、また相手も「写してもらおう!」と思ったら
指は伸ばしたほうがきれい、とか顔や体の角度とか、
そういう細部にモデルさんの神経がいっているとかなり違う。
 しかし素人さんの場合、いいすぎると緊張しちゃうから、、
自然なときにフッと撮れる、相手が意識しにくいGRはその意味でもいい。
 カメラマンが「その人の一番いいところ」をよくみつけておいて
「今だ!」という瞬間にためらわずパッと撮る!!

これがカメラマーク。これで撮ればお任せで簡単! またMY1, 2で常に自分好みの設定を選んで作っておくこともできる!!

 

撮影データ:

カメラ/RICOH GR DIGITAL ll カメラマーク(簡単おまかせモードマーク)
ASA200
ホワイトバランスAUTO

簡単におまかせでもこんなに撮れるんです! 素晴らしい!!

次回は発売されて日の浅いNIKON D700を予定しています。
これはプロ使用だぞ~! お楽しみにね!!