北原徹のバカ買い! Smells Like Teen Spirit - 12 - 愛は足元に軌跡を残す。今度はベルトと愛について考えたいと思い、<ナンバーナイン>のベルトをピック!

(2009.06.19)

男の愛し方は、車の運転を見ればわかる、と言う話を聞いた事がある。

運転が乱暴な人は愛も乱暴で、優しい運転をする人は優しく愛してくれるとか、シートベルトを付けない人はゴムを着けないなんて下ネタも耳にした。

愛というよりは女の扱い方という感じなんだと思う、まあ、お金とのバランスが税金対策なんてのもあるから一概に言えないのかもしれないが、車をよく乗り換える人は浮気性だという話も聞いたが、金が無くて買い換えられない人の中にもちろん浮気性はいると思うし、車を持ってない人で浮気性だっているから、あまりアテにならないと思う。

で、靴なのである。

ぼくが今まで、いい恋愛をしてきたか、どうかはよくわからないけれども、すごく愛されてきた気がする。

好きな人とは散歩をしていたい。

よく人生を歩むというけれど、一緒に歩いて話をしている時間がとても好きだ。歩いていることが“一緒”という感覚をより強くしてくれる気さえする。

そしてぼくが好きになった人は皆、靴に最後まで愛着を持ち、履き潰した。高い靴はもちろん、安い靴だってボロボロになる(つまり人前で履けるギリギリ)まで履いた。

そしてぼくは彼女たちに、まるで履き潰されるくらいに愛されたと思っている。

振られたり、振ったり、何となく去られたりしたけれど、ぼくは存分に履き潰されたんだと思っている。

どんどん新しい靴を買う人は、おそらく出入りも激しいと思うし、イメルダ夫人のように何百足も靴を持っている人は何かそういう恋愛をしている気がする。

もちろんファッションに合わせて靴を替えるわけだから、何足か持っているだけで浮気性とは言えないと思うけれど、お気に入りの靴を最後まできちんと履き潰す人は、人の愛し方もきちんと愛し抜くんじゃないかと思うのです。

今回は、前回の予告を守って、ぼくの思う靴と愛し方について書いたけどどうですか? 

で、写真のベルトは今、毎日着けている、これまた<ナンバーナイン>の今季もの。靴とは違うけれど、ベルトにも愛の姿が現れる気がして仕方がない。

買った時から、アンティークのような雰囲気のある逸品だと思う。愛すべき<ナンバーナイン>の愛しいベルトだ。

手描き原稿はクリックで拡大します。
ポパイのラストランを迎え、撮影も完了。上がりは上々、感慨深いのです。
足元はナイキのブルーのストライプ・テキスタイルのスニーカー、手には万年筆で疾風のごとく執筆。
来週もお楽しみに。